第２５話
ダイダイカタツムリ殺しの口笛

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ストーリー

  映像フィルムは光明寺博士の愛する子供たちであるミツコとマサルが正義の戦士キカイダーに殺害されるまでの一部始終がつづられた物だった。見せられたのは記憶喪失症になって街角をさまよう光明寺博士だった。欺瞞に満ちた悪の首領プロフェッサーギルは光明寺博士が一時的に記憶の一部分が回復したことを利用して『ダーク対策委員会』なるニセの組織をかたって偽りの映像を見せたのであった。映像に映し出された悪のアンドロイド・士キカイダーに対して憎悪の矛先を向けた光明寺博士はまんまと会長に化けたダーク実行部隊に騙されてキカイダー打倒の為の新アンドロイド・ダイダイカタツムリを設計・製造してしまう。光明寺博士の手がけた人造人間はこれでジロー・キカイダー、ゴールドウルフに次いで３体目である。そしてこともあろうにピンクタイガー、クロカメレオン、ゴールドウルフ（コイツだけは止めて欲しかった）の３体の完全修理を完了させてしまう。ダイダイカタツムリは横浜港へ隕石のようにして落下し、出動した自衛隊部隊を全滅させる威力を持っていた。同時に公園へ落下した隕石を換金のため探しに来ていたヘボ探偵・服部半平（通称・ハンペン）はかろうじて逃げ出せたがダイダイカタツムリの口笛が鳴り響く。逃げ回るハンペンはとうとう動きを止められてしまう。そこに現れたジロー。そしてジローはダイダイカタツムリから兄弟同様と告げられて驚愕の真相を聞き困惑するがそれでもキカイダーにチェンジしてダイダイカタツムリとの戦闘態勢に入る。しかし、光明寺博士の作ったダイダイカタツムリは戦闘能力が高く、油断したキカイダー催眠術攻撃を食らって仕方なくエアークラフトで脱出を図るもののダイダイカタツムリのレーザーで打ち落とされてしまった。ジローは倒れている所をハンペンに保護された。そのころ、日本征服をもくろむギル博士はダイダイカタツムリの能力を使って７万もの市民を暴徒にしていた。そして次の指示は横浜のマリンタワーから催眠術をテレビ電波に乗せて横浜市民を操る事だった。この企みを阻止するジローはダイダイカタツムリの催眠術にかかったフリをしてダークの秘密基地へ潜入し光明寺博士の救出に成功した。そして光明寺博士が修繕してしまった３体のダークロボットと戦い、キカイダーは苦戦を強いられたが何とかこの悪の弟を破壊したのである。しかし、光明寺博士はガケから落ちたショックでまたすべての記憶を失い失踪して山中の洞窟へ迷い込んでしまう。そしてまた新たな敵がキカイダーの前に立ち塞がりストーリーは次回へと続く。

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