第３７話
ジローの弟 強敵ハカイダー！

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ストーリー

　やっと記憶が戻った光明寺博士に喜ぶスキも与えない残酷なストーリー展開に加え、「ギル博士の歌」が非情に響く。 とうとう悪魔回路が完成し、機能停止に陥ったジローの元から光明寺博士はダーク破壊部隊・ヒトデムラサキに連れ去られてしまった。悔しさのあまり、目に涙をためるジロー。　ダークは光明寺博士のニセ死体をおいて警察の捜査をかく乱し、ジローは女カメラマン・マリの撮影した証拠写真から光明寺博士殺しの犯人として警察に連行されそうになる。ジローは再びミツコの修理で回復したものの、ロボット工学３原則に反して製作者に逆らってしまった良心回路の呵責※から声帯回路が麻痺して口がきけなくなってしまう。ヒトデムラサキは警察の非常線を突破したのだが、予期せずある少女をダーク工作車に乗せる事にになってしまった。途中で計画の遂行に邪魔な少女の処刑を実行するヒトデムラサキ。うまく検問を突破したジローが少女の救出に向かう。キカイダーに変身し、無事少女を助けたがまたギルの悪魔の笛がジローのメカに激痛を与え警察の目前で少女の首を絞めることに。警察に連行され取調べを受けるジロー。だがジローは声がまだ出せず、そのうち取調べが進みジローは人造人間であることが判明してしまう。口のきけないジローの運命は？

※ロボット工学３原則とはアイザック・アシモフが自己の小説で提唱した人工知能の論理規則です。東京緑化計画では本作品数々の場面にてこの３原則によってキカイダーの倫理行動が表現されていると考えています。